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武蔵中学校・高等学校

管理人のkidです。
今日はいろいろと問題が発生してしまい、遅めの帰宅です。

いろいろとコンテンツを考えてはいましたが、やはりニーズが高いのは学校情報(+裏話)でしょうから、今回は学校情報を掲載したいと思います。





記念すべき第一回は、
武蔵中学校・高等学校

データ
学校区分:私立・男子校
中高一貫:完全一貫
所在地:東京都練馬区豊玉上1丁目26-1
設立:1922年
学年生徒数:160人



かって男子校御三家の一翼をになった通称私立武蔵です。
都立武蔵高校と区別するため、私立武蔵と一般的には呼ばれますが、中学入試ではいまだに「むさし」と呼ばれるのが普通ですね。

大学進学実績
wikipediaあたりには「伝統校」「私学の雄」的な提灯記事が書き連ねられていますが、それも完全に過去の栄光、現在では東大合格者数の凋落に歯止めがかからない状況です。
2000年前後には50~60名の東大合格者数をたたき出していた御三家の一翼でしたが、2004年に合格者数が約半減(26名)、その後ずるずると低下しここ数年は20名を切る場合もあります。
ただし一方でこの状況は、私立一貫校が軒並み東大合格者数を減らしている近年の流れと、ひと学年160名という母数を考えれば致し方ないとも考えられます。まぁしかしこの現象加減は酷いですね。

塾業界でも志望者数はかなり減っています。むしろ現御三家(開成・麻布・駒場東邦)にかからないレベルの生徒が武蔵を志望するようになってきました。
これはかなりまずい傾向ですね。なぜかと申しますと、基本的に私立一貫校の進学レベルは入学者の質が大きなファクターとなって決まってきます。筑駒が(失礼ながら)むちゃくちゃなカリキュラムを組んで東大合格者を量産している背景には、入学する生徒(そして保護者)のレベルをかなり高いところでキープできているという実際の状況があります。
おそらく、2000年以前のように高いレベルの生徒をリクルートできていない武蔵は、この先東大合格者数がV字回復するようなことは望めないでしょう。

校風
入試問題に「ガシェット(註1)問題」を用いることで有名な武蔵ですので、やはり生徒も独創的な方が多い(かった)ですね。いろいろと言われますが、大学教授などを目指す出身者は多いようです。
校風は非常にリベラル。実際東大に入学した後も、自由奔放に過ごしている方が多かったと思います。ただし、進学や卒業に関してはシビア。なかなか留年や就職失敗という話は聞きません。
「息子を東大教授にしたい」という願いでお子様を武蔵に通わせる保護者の方がどれだけいるかわかりませんが、たしかにそういった方向への意欲を培うにはいい学校かもしれません。

忘れてはならないのは、大学教授になるということは武蔵に合格することよりも、東大に入学することよりも、はるかに困難な道のりだということです。

話が脱線しました。
やってやろう!というような生徒が育つ環境です。しかし、その「やってやろう」のあたまに「なんでも」がつかないような人間が多かったように思います。はたしてそういったタイプの人物に息子さんが育って嬉しいか否か、そこは価値観の問題になります。

ただ、過去華々しい東大合格実績をはじき出してきた学校ですので、「ブランド価値」は未だに健在です。そういった意味では、「楽に入れるお得な学校」なのかもしれません。

註1)ガシェット問題=理科の入試問題に、毎年1通の茶封筒が添えられます。その中には毎年異なった身の回りの品(ヘアピン、クリップなど)が入っておりまして、その構造を理科的に解説するという問題です。まぁ難しくもなんともない問題ですが、心の準備はしておいた方がいいかもしれません。
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