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インターナショナルスクールに通う人々

こんにちは、管理人のkidです。
最近中華学校が人気みたいですね。ニュースやら雑誌やらでとりあげられているのをよく見ます。こうしたインターナショナルスクールに通う生徒も、私の塾でも増加傾向にあるようです。事実、現在担当している各学年(2、5、6年生)にも一名~三名の「各種学校」に通う生徒が在籍しています。

「語学教育」
という観点、また「学校のブランド」という観点から、小学校の代わりにこうした学校に通うことは、その生徒ののちのちのキャリアにおいて大きなアドヴァンテージになることは間違いないでしょうね。事実、上智大学など「語学に重きを置く」大学では、帰国子女はほぼ無試験、語学の特異な生徒も試験ではかなりのアドヴァンテージを得ることになります。今の生徒たちが就職する十年先、十五年先がどうなるかはわかりませんが、事実国内企業は語学能力の高い学生を非常に優遇して採用しているように感じますし。

それでは、こうしたインターナショナルスクールの利点・欠点を、「有名一貫校進学」という観点で考えてみましょう。

利点
①受験慣れ(序列化馴れ)
なによりも、小学校入学の段階で何らかの試験を受けていますので、受験慣れという点では頭いっぽ出ていると言えるのではないでしょうか。筆記試験ではなく、面接試験が実施されるいわゆる「お嬢様学校」や、慶應系列の学校の受験には有利だと言えます。面接試験の模試などを担当することもありますが、この子ははきはき喋って好感が持てるな、という生徒にインターナショナルスクールに通っているという者は多い傾向にあると思います。

②有名一貫校入学後の語学(英語)
さきほど上智の例をあげましたが、中堅私大受験において英語力の高さはかなりのアドヴァンテージになります。よって、有名一貫校では語学教育にかなり力を入れている場合が多いのですが、こうしたハイレベルな指導にも十分ついていけるだけの英語の下地ができているということは大きな利点でしょう。

③帰国子女枠での受験
※国内の「各種学校」卒業見込み者の帰国子女枠受験については、各学校によって扱いが異なります。ご注意ください。
これには種々の事情が重なりますが、可能である場合があります。当然、帰国子女枠での受験では受験生がかなり少ないので、倍率的に有利です。

欠点
①基礎学力の欠如
塾の指導カリキュラムは、通常の小学校での学習内容を十分にこなしていることを前提に作られています。インターナショナルスクールでは通常、算数や国語といった一般の小学校の学習内容を削ったうえで独自の語学プログラムや宗教プログラムを組んでいるため、こうした各種学校に通う生徒は基礎学力の欠如という状況を抱えやすいようです。私の指導している高学年の生徒は、3,4年生時に家庭教師をつけたり、“補習塾”に更に通うなどして、基礎学力を補修した生徒がほとんどです。
ちなみに、2年生の生徒は掛け算九九すらおぼつかない状態です。

②協調性の問題
私が実際にその生徒を知ってるわけではありませんが、私の勤める塾で過去にこうしたケースがあったそうです。
家庭教師と進学塾を併用して無事有名一貫校(国立)に進学したAさん(仮名)、しかし進学後の学園生活(部活動など)で周りの生徒になじめず、結局帰国生の受け入れに積極的な中堅一貫校に編入、というケースです。
塾はそうした情操教育の場ではありませんので、こうしたケースについて責任は全く負えませんし、責任はないものと考えます。しかし話をよく聞いてみると、通塾なども他の生徒と一緒に行うのではなく、お母様が高級外車で毎回送り迎えされていたとのこと。なんとなく、ついていけなくなるのもうなづけますね。

以上のように利点・欠点を挙げてみましたが、利点の③はかなり怪しいというか、そこを目的にすべきものではないように思えます。また、欠点の②は完全に家庭の力に依存するものですので、私が口出しすべきことではありません。

インターナショナルスクールに通うことはご家庭の価値観や将来的なキャリアデザインに関わることですので、一概にその是非を問うことはできません。ただ、私が“プロ”としていえることは、その中で更に上位校に進学していくためには塾だけでなく、家庭教師などの更なる出費を覚悟しないといけないということです。そして情操教育の在り方という点を考えると、進学先についても十分に検討する必要があると思います。

私個人の見解としては、インターナショナルスクールに通うことは「日本的価値観からの脱出」だと思います。非常に日本的に形成された学校序列(御三家、東大、早慶上理といったもの)を否定したうえで、よりグローバルな視点でのキャリア形成を目指すというのがその本旨ではないでしょうか。
そう考えると、そもそも小学校の代わりに「各種学校」に通う以上(ちなみにインターナショナルスクールを卒業しても厳密には小学校卒業にはなりません。「小学校卒業相当」になるだけです)、そうした日本的な学歴基準の上で高いレベルを目指すのはダブルスタンダードではないでしょうか。

二兎を追う者は…ともいいます。結論として、インターナショナルスクールに通う生徒はその本旨を外れず、暁星国際などの国際教育を本旨とした学校を目指すのが一番いいのではないか、と私は思うのです。あるいは、或るところでそうした特殊な価値観を改め、日本的価値観にシフトする必要があるのかもしれません。しかしそれは、非常に大変なことであるということを忘れないでほしいと思います。

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いちおう有名(?)私立一貫校卒業後国立大学に進学⇒その後迷走人生

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