有名私立一貫校とキャリア
中学受験生とご両親に贈るブログです。一部脱線もありますが、主に私立中高一貫校とその後のキャリアについて分析しています。
渋谷教育学園渋谷中学校・高等学校
渋谷教育学園渋谷中学校・高等学校
データ
学校区分:私立・共学校
中高一貫:完全一貫制
所在地:東京都渋谷区渋谷1-21-18
設立:1996年
学年生徒数:男女合計200名
寮の有無:無
公式サイト:渋谷教育学園渋谷中学高等学校
第四回は渋谷教育学園渋谷中学校・高等学校です。
大学合格実績
一時話題になった学校ですね。創立僅か11年目にして東大合格者数を20の大台に載せました。その時はかなり中学受験界でも騒がれた記憶があります。wikipediaの記事と学校発表の東大進学者数を検証してみましょう。
04‵ 2
05‵ 4
06‵ 9
07‵ 23
08‵ 14
09‵ 9
10‵ 10
学校の公式サイトには合格した科類なども正確に記述されています。wikipediaの記事は基本的に信用しませんが(なにしろ卒業生やインサイダーによる記述ばかりですので、かなりいいとこどりだったり誇張だったりしますからね。)、今回は卒業生?がいいとこどりで述べた記述ですので08年までは信憑性が高いと思います。
理科三類の合格者がいない点などを考えると、所謂ドラゴン桜作戦で合格者数を稼いでいるだろうことは明白です。08年の傾向を見ますと、文系合計4名に対し、理系は理1と理2で10名という荒稼ぎをやってのけています。別に私個人としてドラゴン桜作戦をバカにする気はありませんが、なんとか受かりそうな科類で頭数を増やそうとしているようですね。
これは逆にいうと、生徒個人個人のレベルをかなり正確に教員が把握し、進路指導を行っているということです。一方で医学部への進学者数はこうした進学校にしてはかなり低い部類に入りますから(逆に私立医学部は比較的多い)、理系の生徒を東大に振り分けようという作戦を取っているようです。
生徒数は約200名ということですので、この人数は中堅校として申し分ないと言えるでしょう。最近の減少傾向は私立中高一貫全体を通して見られる傾向ですので、他の私立一貫校と比較して悪いとは決して言えません。
一方で、私立大学への合格者数はかなり好調です。無論重複合格者も含みますが、早慶に合計して140名程度合格させています。単純計算すると上位50%に入ればおおむねそうした学校に進学できると言ってよいでしょう。
進学実績を見る限り、かなりおすすめな学校と言えるでしょうね。
ドラゴン桜作戦について、参考までに
校風
※注意※
この欄の記述に関しては多分に私自身の個人的経験を通した印象が含まれます。内容についての正確性は保証しません。
卒業生の進路表を見ていて、やはり海外大学への合格者数が多いのに目を見張りました。それもそのはず、帰国生入試を別に設定しているくらいですので、帰国生(以前述べた日本的価値観を否定してキャリアアップを目指す人々)が一定の集団を形成しているのでしょう。
進学する生徒のご両親の考えとして、「自由な校風でのびのびと」「多彩な個性の中で揉まれて」そして「早慶以上への進学」という希望がありますので、やはりそうした自由な校風が大きなアピールポイントになっています。
また、渋谷のかなり利便性の高い場所にビルを構えているというのも見逃せません。6年間通学するわけですから、なるべく利便性の高い場所の学校を選びたいものです。以前書きました巣鴨の例にも重なりますが、こうしたポイントは学校選びの際に見逃しやすいので注意してください。
ただし、渋谷です。けっして風紀のよい場所とは言えません。自由な校風と併せて一応懸念しておかれるべきではないでしょうか。公共交通機関の利便性は高いですが、同時に朝夕の通勤ラッシュに中学一年生のお子様が晒されることも覚悟してください。
ランキング参加しています。クリックお願いします。
コメント・ご感想・ご質問などお待ちしております。
データ
学校区分:私立・共学校
中高一貫:完全一貫制
所在地:東京都渋谷区渋谷1-21-18
設立:1996年
学年生徒数:男女合計200名
寮の有無:無
公式サイト:渋谷教育学園渋谷中学高等学校
第四回は渋谷教育学園渋谷中学校・高等学校です。
大学合格実績
一時話題になった学校ですね。創立僅か11年目にして東大合格者数を20の大台に載せました。その時はかなり中学受験界でも騒がれた記憶があります。wikipediaの記事と学校発表の東大進学者数を検証してみましょう。
04‵ 2
05‵ 4
06‵ 9
07‵ 23
08‵ 14
09‵ 9
10‵ 10
学校の公式サイトには合格した科類なども正確に記述されています。wikipediaの記事は基本的に信用しませんが(なにしろ卒業生やインサイダーによる記述ばかりですので、かなりいいとこどりだったり誇張だったりしますからね。)、今回は卒業生?がいいとこどりで述べた記述ですので08年までは信憑性が高いと思います。
理科三類の合格者がいない点などを考えると、所謂ドラゴン桜作戦で合格者数を稼いでいるだろうことは明白です。08年の傾向を見ますと、文系合計4名に対し、理系は理1と理2で10名という荒稼ぎをやってのけています。別に私個人としてドラゴン桜作戦をバカにする気はありませんが、なんとか受かりそうな科類で頭数を増やそうとしているようですね。
これは逆にいうと、生徒個人個人のレベルをかなり正確に教員が把握し、進路指導を行っているということです。一方で医学部への進学者数はこうした進学校にしてはかなり低い部類に入りますから(逆に私立医学部は比較的多い)、理系の生徒を東大に振り分けようという作戦を取っているようです。
生徒数は約200名ということですので、この人数は中堅校として申し分ないと言えるでしょう。最近の減少傾向は私立中高一貫全体を通して見られる傾向ですので、他の私立一貫校と比較して悪いとは決して言えません。
一方で、私立大学への合格者数はかなり好調です。無論重複合格者も含みますが、早慶に合計して140名程度合格させています。単純計算すると上位50%に入ればおおむねそうした学校に進学できると言ってよいでしょう。
進学実績を見る限り、かなりおすすめな学校と言えるでしょうね。
ドラゴン桜作戦について、参考までに
校風
※注意※
この欄の記述に関しては多分に私自身の個人的経験を通した印象が含まれます。内容についての正確性は保証しません。
卒業生の進路表を見ていて、やはり海外大学への合格者数が多いのに目を見張りました。それもそのはず、帰国生入試を別に設定しているくらいですので、帰国生(以前述べた日本的価値観を否定してキャリアアップを目指す人々)が一定の集団を形成しているのでしょう。
進学する生徒のご両親の考えとして、「自由な校風でのびのびと」「多彩な個性の中で揉まれて」そして「早慶以上への進学」という希望がありますので、やはりそうした自由な校風が大きなアピールポイントになっています。
また、渋谷のかなり利便性の高い場所にビルを構えているというのも見逃せません。6年間通学するわけですから、なるべく利便性の高い場所の学校を選びたいものです。以前書きました巣鴨の例にも重なりますが、こうしたポイントは学校選びの際に見逃しやすいので注意してください。
ただし、渋谷です。けっして風紀のよい場所とは言えません。自由な校風と併せて一応懸念しておかれるべきではないでしょうか。公共交通機関の利便性は高いですが、同時に朝夕の通勤ラッシュに中学一年生のお子様が晒されることも覚悟してください。
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プロフィール
HN:
kid
年齢:
43
性別:
男性
誕生日:
1982/01/06
職業:
塾講師
趣味:
登山
自己紹介:
都内某大手塾にて算数を教えるしがない塾教師。
いちおう有名(?)私立一貫校卒業後国立大学に進学⇒その後迷走人生
いちおう有名(?)私立一貫校卒業後国立大学に進学⇒その後迷走人生